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新たに海外輸出許可取得のアロワナファーム(日本未輸出) [アロワナ]

チャイニーズではなくマレー系がオーナーの珍しいファームです。ビリオネラー(資産25億以上の人達はこう呼ばれる。)だそうで、やはり輸出許可が取れるのは限られた人達だけですね。2009年7月サイテス取得のマレーシアで一番新しい輸出許可ファームですが、申請から取得まで1年と短期で取れ、3年待たされている中国系ファームもあるので政府にはマレー系が強いと感じます。現在、400池と北部マレーシアでは最大ですが、更に200増設に入っており100以下が多いブキメラでは敵なしの規模です。2002年からローカルマケーット向けの販売をしているので他のファームから既に子供たちが日本に行っているかもしれませんね。ただし、許可は取れましたが海外への直接販売はまだ未経験で輸出に関する返事もアバウトな部分が多く、クオリティー以前に事務関係で日本が求めるレベルには時間がかかりそうでいきなり買い付けということはお勧めしませんが、将来を見込んで一度見学されるのは損はない規模です。ほぼ毎日、稚魚を採取しているので時間を合わせれば見れる可能性はあります。親魚はブルーベースとクロスバックが20%と2種で半分近くを占めブキメラに恥じない品揃えをしています。
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マレーシアでクワガタ採取の新ルート開拓に挑戦 [爬虫類・昆虫]

日本も昆虫シーズン到来ですが、ここマレーシアも(常夏なんだから関係ないような気もしますが)シーズンに入り、頼みもしないのにキャメロンの爬虫類にクワガタが混じって入荷され始めています。でも、高価で売れるのは混じっていません。たぶん売れ残りでしょう。「少しは混ぜてやるか。」ぐらいの気持ちでサービスしてくれているのだと思います。

実は、弊社ではカブト、クワガタは取り扱っていません。理由は二つ。キャメロンは採取地として有名なので単発買い付けも多く先住者からでも仕入れ価格が高騰していることが一つ。さすがに、コーカサスは価格が落ちてきましたが、余り採れないオウゴンニ、ディシエール、アンタエウスは高く売れる外国人の買い付けや観光客に品を回してしまうためオーダーに即したものが入らないのが一つです。

以前、キャメロンの部落を15件近く回りましたが、数年前のブームの際に日本人が現地問屋だけではなく先住者からも買い付けた影響でしょう。すっかり、高値が浸透しています。上手くすれば一匹が彼らの月収に匹敵します。実際は1週間程度で観光客に売れなければ卸に売るのでしょうが、彼らからすれば生きてさえいれば1ヶ月待っても良いのです。一見客に倍以上で売るつもりですので、とてもじゃありませんが私には中々回っては来ません。
それでは地元の卸も苦労するのでは?と思うでしょうが、そこは持ちつ持たれつで上手く出来ています。彼らは大抵標本商売もしています。死亡した物も引き取る代わりに生きたレアもののオーダーでも入ったときには無理を言えるのです。

話は横にずれますが、標本と言えばカブトもそうですが、蝶も主役ですよね。キャメロンはもともとイギリス人が避暑地として開拓したのでイギリス人も結構います。彼らはクワガタではなく蝶が目的の場合が多いです。そして先住民の中で蝶を捕まえるのは、テクニックよりも体力勝負なのか子供達です。一度、捕まえたものを見せてもらったことがありますが、これがまた、器用に畳んででありました。20匹はいたと思うのですが、まるでトランプのようでした。

話を戻して、そんな事で手を出していなかったカブトですが、他の地区に探しに行こうかと考えています。おかげさまで、この所日本からの問い合わせも増えていますが、その中で「クワガタは取り扱わないのですか?」と言うお店からの連絡が毎月1~2件あるからです。

そこで、キャメロンは現地価格で販売してくれる現地の問屋から、そして別ルート開拓と2本立てで行こうと思っています。先住民は基本働かないので、採取部落を探すのに大分かかると思いますが、将来的には事前の採取依頼+現地2泊で1回の出荷分が採れればいいな~。と考えています。そのうちに○○産なんて聞いたことの無い産地のクワガタが出回ったら弊社かもしれません。お楽しみに~。
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ちょ~大変だった、小動物の衛生証明書。 [通関]

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熱帯魚でも爬虫類でも水草でも輸出入にはヘルスセティフィケイトが必要です。簡単に言えば、「病気持っていないからよろしくね。」とマレーシア政府が、日本の税関に送るものです。マレーシアは、都市部では英語が使えますが、関係書類は当然マレー語。国際間取引のものには英語も併記されますが、記入欄をマレー語で書くお役人さんもいてちょっと???それでも、出荷の際に立ち入り検査をすることもあって東南アジアの中では厳しい方かも知れません。ファームに10人くらい来て結構大掛かりなときもあります。でも、タバコ吸って雑談して日本人が見たら遊びに来た様に見えるかもしれませんが・・・。

一方、日本でも海外から持ち込まれる生体の病気は軽視できない状況ですので哺乳類に関しては輸入が基本的に認められなくなった品種も増え、認められたとしても衛生証明書や輸入届出書が必要で厳しくなってきました。衛生証明書も上記のようなマレーシア政府発行のものではなく、日本の規定に沿ったものを揃えなくてはなりません。しかも厚生省のHPをみたら輸出国との間で雛形を作り規約を締結してる国まであります。これをマレーシア政府に作ってもらえというの。そんな無茶な話ってないよ(泣)。試しに窓口にエージェントと行くとヨーロッパは哺乳類でもマレーシアの衛生証明書でOK。日本は特別なのかとちょっと怒り気味。公的文書なんだからFAXで確認してみろだって。それが無理だから頼みに来たのにまさに板ばさみ。しかもお役人様の・・・。もうあきらめようかな~。

予想どうり、FAXしてもけんもほろろでした。規定に沿ってないと駄目です。しかも「このところ書類不備で通関できないケースが増えているから気をつけてね。」とまで付け加えていただきました。モチベーション最悪最低。エージェントまでやる気喪失。ほぼギブです。そんな時、3度目にかけた担当者のHさん。いや、H様。過去のマレーシアで出したの日本の規定に沿った衛生証明書を探してくれました。

ようやくマレーシア側も動き出しました。「過去の実績」って良く使われますが、重要ですね。最初にやった人はほんとに偉いです。後は、見本に沿って作るだけです。が、悲しいことに色々漏れがあり2度作り直し。(そのまま作るだけなのに、全く。)その後、獣医さんに見せてようやく出来ました。Hさんからは最後には「僕じゃなくても分かるようにしておきます。」と言われてしまいました。Hさん、本当にご迷惑おかけしました。

ちなみに、げっ歯目もチャレンジしたかったのですが、更にハードルが高く今回はここまでです。

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フクロモモンガのブリードファーム視察。 [爬虫類・昆虫]

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フクロモモンガのブリーダーがいるということで視察に行ってきました。親は200匹(200ペアだったかな。)いるということでコンスタントにベビーは月に80~100匹産まれています。出産後の2ヶ月間は袋に入っているので取り出さず、外に出て食事を覚えてからということで出荷サイズは生後3~4ヶ月だそうです。実際にベビーを何匹か手に取りましたが、人慣れしており全く怖がりません。写真のようにペア毎に鳥篭に入れてココナッツのお家を与えています。下の方にボードがあり出産経験、日付、引数などを記入し管理してあります。この籠が小屋全体に整然と並んでおります。20年近くの経験の証か籠や建物自体は古いですが、糞や食べものなどの面はきちんと管理されております。その信用からかどこにも宣伝していないのに(看板すらありません。)ヨーロッパに安定して出荷されているそうです。それにしてもココナッツのお家は生活の知恵ですね。ここでは丸ごと買ってジュースで飲んでも30~50円、殻だけならただで手に入ります。
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突然、オフィスに見知らぬ机や椅子が置かれてた。不法投棄? [事故・失敗談]

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旧式のホテルのマスターキーじゃないんですから、一つの鍵で各お店が開くなんてありえないですよね。今回は失敗談ではありませんがマレーならではで日本では信じられない話です。弊社は日本で言う商店街とショッピングモールを合わせた様な所に小さな事務所を借りています。契約直後は室内は居ぬきの状態で電気はもちろんドアもありませんでした。中に何もないのでシャッターだけで戸締りしていたようなのですが、全然知らなかったのですが、実は100近くあるお店のシャッターの鍵は全て同じなのだそうです。事務所を見学してから契約までの5日間に誰かが荷物を置いていました。オーナーも何も知らずお互いびっくりです。シャッターには施錠していたのでどこか他のお店の人が無断で入り込んだかもしれないので管理人に連絡しましたが、あてにならないので荷物から持ち主らしき連絡先に何軒もかけようやく見つけだしました。どうやら同じ時期に新入居した人が荷物を運んだが、オーナーからドアの鍵を受け取っておらず、シャッターだけの私のところに目をつけたようです。写真は何かあったら困るので念のために撮った証拠写真です。それにしても鍵が開いていたのならともかく唖然ですね。結局、直ぐ近くのお店の店子でしたが「置くとこなくて。ごめん、ごめん。」こんな事でカリカリしていてはここでは生きていけないので入居前にセキュリティーの重要性の確認が取れたので良しと前向きに考えます。ちなみに、今はシャッターにも南京錠を加えていますし、ドアも付けたので問題ないですよ。
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間違えて猛毒蛇を買っちゃった・・・。 [熱帯魚]

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タイトルを見てこのブログに来た人は誤解しないでくださいね。私は日本で法律違反をしているわけではありません。マレーシアから爬虫類を輸出している業者です。だからと言って現地では何でも許されるわけではありませんから1日も早く処分したいと思っています・・・。

ゲージに入れたのは良いのですが蓋を取って写真を撮るのが怖くってクリアな写真じゃなくてすいません。キールバックの注文があり買い付けたのですが、ガラスケースに入れてびっくり・・・コブラに近い強烈な毒をもつアマガサヘビでした。アスリーは米のビニール袋に入れて保管していて確認はその上からしかしなかったのですが、(やけに値段が高くっておかしいナとは思ったんですが)アマガサヘビはアスリーでも怖がるのでまさか間違えて捕まえてくるとは思いませんでした。

これは処分に困ります。一応リストにはありますが、なんかあったら困りますし、注文が無いのに品揃えしておきたいヘビじゃないです。
格安にしますので、誰か買ってください。そうは言っても日本では許可も設備もいりますからね~。どうしよう、ジャングルに行ってリリースしようかな。。。
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オラン・アスリーの使う吹き矢 [爬虫類・昆虫]

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奥の帽子をかぶって水色の長袖のアスリーが部落の新規開拓を手伝ってくれる案内役のオジさん(叔父さんじゃないです。名前がオジ)です。彼は13人娘がいて色んな場所に嫁いでいるので顔が利きます。既に彼の部落から2回カエルを買っているので初めての部落でそのことを話してもらうと自分たちだけで行くよりも話が早いです。(でも、新しい部落は気が向かないと採取しませんが。。。。)今日は買い付け後に仲良く吹き矢遊びです。アスリーが手本といって2回野鳥を狙いましたが外れてしまい最後には飼っている鶏に当てていました。私がやったときには笑いが起こりちょっと親近感も出てきたと思ったのですが、お土産に買ってもらうのが狙いでまんまと買わされてしまいました。そういえばこの辺りには象やラフレシアを探索する日本のツアーもあるようです。私もアロワナ釣り(もちろんリリース)ツアーでも企画しようかな。
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ブキメラの新作ハイバック(高背金龍)アロワナ [アロワナ]

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あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
今年最初のブログはショップのホームページでも御紹介しておりますが、アロワナファームの新作ハイバックです。写真がやや下から撮っているという事もありますがクロスバックじゃないのと言われる事もある程の巻き上がりです。何度もブリーダーに確認いたしましたが、3代以上前になると確証は無いが親の親まではクロスバックの血は入っていないそうです。同じ腹で通常飼育したものは平均的なハイバックですので次も同じようなクオリティが出せればその飼育が確立されると思います。ブリダー自身自信作で値段も高めに言っていますが、まだ販売していないので交渉は可能です。
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タイとの国境近くのジャングルで爬虫類買い付け [爬虫類・昆虫]

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タイとの国境近くの部落まで足を伸ばしました。実はヤモリの御注文の品種が揃わずに苦戦しています。キャメロンにもいるようですが、数が取れずに沢山の部落を回るうちにキャメロンの卸も他の場所から仕入れているとの情報を聞きつけ先週はグリという町に行き注文し今回買い付けです。キャメロンで手に入らない2種類のカエルをゲットしましたが、目的のヤモリが入手できなかったため、今週は更に北上した国境近くの部落まで行ってきました。イスラム過激派も潜んでいるらしい危険な地帯ですのでグリのアスリーに案内を頼みましたが国道2時間とジャングルを30分走って到着です。スベトビヤモリ、ロビンソンドラゴン、ドリアモリドラゴンなどが目的でしたが、実際に沢山取れるのは更にオフロードで2時間かかるというので(乗用車で来たので)断念し、そこのアスリーにも取れるものを依頼し1週間後に来る事を約束し、出来れば奥地の部落にも話をつけて欲しいと頼みました。この辺りまで来るとペナンからでも4時間以上かかります。また、相手は携帯電話も持っていないので約束は約束として来るしかありません。帰りにグリのアスリーから川を2時間ボートで行ったところにも知り合いがいると言われましたが、(道はありません。)だんだん探検隊みたいになってきました。
写真は北部の町のアスリーの子供です。キャメロンよりも色が黒く5歳以下の子供達は殆ど裸です。英語はもちろんマレー語も話せない人もいます。とってもシャイで大人と話していても近寄ってきません。
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キャメロンで爬虫類採取 [爬虫類・昆虫]

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爬虫類の採取は現地のエージェントもいますが価格が倍以上しますので、先住者の集落を回り、その集落の近くで採取できるものを買い集めます。新たな品種が欲しいときや数が揃わない時には別の集落に依頼に行きます。大体10件ぐらいで一つの集落を形成していますが、買い付けを約束すると夜中に家族揃って老人から幼稚園ぐらいの子供までが一斉に集めに出かけます。新しい集落は当社にとってもいわゆる新規開拓で捕獲経験が余り無い事もあります。注意しておかないと強く握る事はもちろん、動きが早いものは蹴ったり、棒で叩いたりする事もあります。ペナンに持ち帰り2-3日で死んでしまうのは大体そうやって捕まえた生体です。弊社では採取用のゴム手の支給することにしました。少し高く買うからやさしく捕まえてくれとお願いします。あくまでお願いです。現地スタッフによると先住者はお金よりも尊厳を大事にするので上から目線は駄目です。一度傷つけると二度と依頼を受けてくれません。先週はカエルを8種類30匹ずつ依頼しましたが、100匹、30匹、20匹、2匹の4種類だけでした。ゲッコーも8種類依頼しましたが、3種類でしかも1種類は50匹以上採取されましたが後は数匹です。取れやすい特定の種類だけ極端に多くレアな生体はありませんでした。今後の事を考えて希望以外のものも全部買い取りましたがなかなか思うようには行きません。海外からワイルドを直輸入すると時間がかかるのはこういった事が多いからです。ブログで言い訳ばかりしてお待たせしている皆さん。分かってくださいね~。
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